2010.05.22 Saturday
現代龍馬学会
高知県立坂本龍馬記念館の第2回「現代龍馬学会」で、
龍馬が自分の刀の龍の目貫と下げ緒で作らせて、妻のお龍に贈った「帯留付き帯締め」を題材に、
【幕末の色〜龍馬のモダンなカラーセンス〜】を研究発表させていただきました。
事務局さんが用意くださった素敵なコサージュを着けているのは、発表者や理事さんたち。
瑠海ちゃんとも久しぶりの再会!司会、お疲れ様でした。
写真右端の小島先生は、研究発表のためにご所有の鉄砲をお持ちくださいました。
奥から2つめのライフル銃は、龍馬が暗殺される少し前、
土佐藩に戻って売却した内の1つだそうです。
貴重なライフル銃を持たせていただきましたが、重くて持ち上げるのがやっと!
パワーポイントのタイトルの下に龍馬が生きた西暦1836〜1867を表記してあったら、
「龍馬が生まれた天保6年は1835年のはず。」と、参加者からクレームが。。。
私の隣の永国会長から、以下のご回答をいただきましたのでご紹介しますね。
鍵は旧暦と新暦の差。
先生がおっしゃるには、実は龍馬の本当の誕生日は分かっていないそうで、
天保6年は1835年だから桂浜には1835年と表示したのだそうです。
でも後で天保6年11月15日生まれとして先生が計算した結果、
西暦では1836年1月3日になるそうです。
すっご〜い!ほんと勉強になりますっ!!
よく、龍馬は33年の生涯で・・・と感心する人がいますが、
誕生日が不明だからビミョーだけど、
昔は数え年なので現代だと龍馬は31歳で没していることになります。
現代に照らし合わせて考えると、もっとスゴクないですか?
幕末の志士たちの年齢は、もし12月31日生まれだとすると、生まれた時が1歳、
翌日の1月1日には2歳になってしまうので、西暦に直して考えてみることも必要ですね。
こちらはツバの研究発表。デザインをたくさん知ることができました。
写真は、“刀の「ツバ」が無いと、すぐに手が切られちゃうぞ”の実演。
私を含む7人の研究発表は題材や切り口が色々あって、私も勉強になりました。
懇親会では、インターネット中継「龍馬TV」(刀の到着を待っていたので始まりが遅いですが、
ちょっと待ってね)をしてくれた方が、ツイッターの反応を報告してくれました。
「補色見えました!」「幕末のフロントホックなんて、表現が面白い。」「大倉さん神!」など、
お陰様で好評でした。反応くださった方、ありがとうございました。
龍馬が愛した軍鶏鍋を囲んで、龍馬を偲びます。
関係者の皆様、お疲れ様でした! 感謝。